骨を折った相手にかけた言葉。
W杯での悲劇
2014年ブラジルW杯準々決勝、ブラジル vsコロンビア。
南米の強豪国同士の戦いで事件は起こりました。
サッカー王国ブラジルの10番を背負う絶対的エース、ネイマール。
コロンビアDFファン・スニガがネイマールに危険なタックル。
このタックルにより、ネイマールは骨折してしまいました。
ネイマールは世界屈指のテクニシャン。当時もFCバルセロナに所属し大活躍していました。
そんなネイマールを止めるのは至難の技です。
スニガにかかっていた重圧は計り知れないものがあったでしょう。
コロンビアはサッカーが盛んな国で、過激なファンが多いことでも有名です。
1994年ワールドカップにて、オウンゴールしてしまったコロンビア代表選手だったエスコバルが暴漢に射殺されてしまう痛ましい事件がありました。
そんな国の事情もあり、スニガも母国の勝利のために切羽詰った状況でした。
ネイマールを骨折させるほどのタックルをしたのも仕方なかったのかもしれません。
その後のネイマールの対応
大怪我を追ったネイマールはブラジル代表から外れ、入院します。
母国での晴れ舞台が不本意な形で終わったことで、スニガを恨んでいたかもしれません。
しかし、当時話題になっていたアイスバケツチャレンジにてネイマールはスニガを指名しました。
「今回のことは水に流そう」
ネイマールの心の広さとユーモアを感じますね。