居眠り客との法廷バトル
客にも忖度一切なし
歯に衣着せぬ物言いで、落語界のみならず政界でも存在感を発揮した立川談志さん。
彼は、自身の落語会で観客が居眠りしてしまった際、その客を追い出して裁判沙汰になったことがあります。
談志さんは居眠りしていた男性対し
「寝ちゃうと落語が聞けないよ」
と優しく注意しました。
しかし、それでもそのお客さんが何度も眠るので、最後には怒って会場から追い出します。
その後、追い出された客は「自身が侮辱された」として裁判を起こしてしました。
談志さんは真っ向から迎え撃ち、裁判が始まりました。
そして、ついに判決の時がきます。
判決は談志さんの勝ち。
落語家の前で眠るのは営業妨害だとして客の男の訴えは棄却されました。
その後、判決を言い渡した裁判官は
「ちなみに、ここ(裁判所)も居眠りは禁止ですよ」
とオチをつけて裁判を締めたそうです。
何日も前から「これを言って締めよう。」と考えていたんでしょうね。