<h2 id="he00224dca2">部下が気軽に褒めることすらできない謙虚さ</h2>毛利元就や宇喜多直家と並び称される謀略家として有名な尼子経久（あまごつねひさ）。 武芸や戦略などの戦国武将に必要な資質だけでなく、多面に才能を発揮しました。 晩年には自画像を書き遺したりしました。 そんな経久は、度が過ぎるほどの人格者としても知られています。<h2 id="hd2ac68a8a0">家臣想いの優しい人物</h2>経久は、とにかく家臣を大事にしました。 戦の後には、自ら負傷した家臣の手当をしたり、 戦死した家臣の家族には涙ながらに謝罪したそうです。 家臣が経久の持ち物を褒めるとすぐにどんな高価な物でも与えてしまうため、家臣はむやみに褒めることができなかったそうです。 褒められると自身が着る物さえも与えてしまうので、寒い冬でも薄綿の小袖一枚で過ごしているときもあったそうです。 「さすがに庭の松の木なら褒めても大丈夫だろう」と部下が松の木を褒めたところ、なんと経久は<h4 id="h278a0198ee">松の木を掘り起こそうとした</h4>ので家臣が慌てて止めました。 しかし、結局は松の木を薪にして部下に与えてしまったとのことです。 ケチとも言えるほどの倹約家であり、家臣が瓜の皮を厚く切ることを嫌がり、自分で薄く切っていたそうです。 武力に長け、気性が荒いイメージを持ちがちな戦国武将。 経久のような武将もいるんだと知るとなお、歴史を知るのが楽しくなりますね。

尼子 経久

武将に似つかわしくない謙虚さ

<h2 id="h14157d33b0">常人には理解できない発想</h2>1988年10月23日、阪急ブレーブスはそのシーズンの西宮球場最終戦があり、試合後の挨拶で監督の上田氏は「去る山田久志、そして残る福本」と言うつもりでした。 というのは、山田久志選手は、早くから引退を示唆しており、福本さんは現役続行を球団に伝えていたからです。 しかし上田監督は言い間違えてしまい、<h4 id="h4ad5c16eef">「去る山田、そして福本」</h4>と言ってしまい、チームのみならずファン・マスコミを巻き込んだ大騒動に発展しました。 福本さんは殺到するマスコミを前に「上田監督が言ったなら辞めます」と言い、そのまま40歳で現役を引退してしまいました。 早くから引退を示唆していた山田に対して、急に引退すると決めた福本は（引退試合もなくやめたため）周囲から「冷たい奴や」と言われたそうです。 後にこの出来事について<h4 id="he3b5c32ba9">「引退を取り消すのが面倒くさかった」</h4>や<h4 id="hde56cab0b0">「体力的にはあと3年はやれたけどね」</h4>とも語りました。

福本 豊

言い間違いから本当に引退

<h2 id="hb3708b0434">失礼な質問に痛烈な返答</h2>北野武さんが映画『アウトレイジ』の公開記者会見での逸話です。 その席で、北野さんは記者に<h4 id="hbd0c5ae40f">「暴力映画の影響で実際に暴力行為に出る人間も居ると思いますが、その点についてどう思われますか？」</h4>と聞かれ、こう返しました。<h4 id="hd10ba26ff5">「じゃあ、何でお涙頂戴の良い話だらけなのに、一向に世の中は良くならねえんだ？」</h4>アイロニーと笑いが込められた返答ですね。

北野 たけし

世の中はなんで良くないんだ？

<h2 id="hd63d2a10cd">漫才も人間としても最高</h2>ある漫才の舞台でのこと。 ステージに近い席に座っていたお父さんと赤ちゃん。 赤ちゃんが泣いてしまい、なかなか泣きやみません。 お金を払ってプロの漫才を見に来ている大勢の人たちに申し訳無く思い、そのお父さんは、赤ちゃんを連れて退席しようとしました。 その時、弟の礼二さんがお父さんに対して、<h4 id="h18391548aa">「出て行かなくていい。そんな良い席なのに。赤ちゃんは泣くのが仕事。」</h4>と声をかける神対応。 それだけではなく、二人をステージに上げて赤ちゃんを抱っこ。 兄であり相方の中川家剛さんが犬やネコの鳴きマネをして赤ちゃんを泣きやませました。 ネタ中に響き渡る泣き声に、まわりも当人も気まずい空気でしたが、それを拾って笑いに変え、誰も嫌な思いをせず、その場を収めた芸人力。 お父さんと赤ちゃんにとっては、最高の思い出となったでしょう。

中川家礼二

泣き止まない赤ちゃんとお父さんに神対応

<h2 id="h8959ee9f49">語り継がれる伝説</h2>江頭さんは、テレビ東京の番組『ザ・道場破り！』の企画で行ったトルコへ行き、現地で大事件を起こしました。 その企画は、オイルレスリング交流試合の前座として、ふんどし姿で乱入しするというもの。 3000人以上のトルコ人を前にしておなじみの芸を披露しました。 予想以上にウケて調子に乗った江頭さんは、ふんどしを脱いで全裸でネタを続行します。 そして自身の肛門にでんでん太鼓を刺して逆立ちした直後、現地の警察官が江頭さんの身柄を拘束しました。 警察の裁判に出廷、罰金だけ支払って釈放されたのが不幸中の幸い。大事にならずよかったのですが、<h4 id="h9e85eb3aff">笑いのために危うく逮捕されかける</h4>という芸人の鏡のようなエピソードは長く語り継がれています。

江頭 秀晴

トルコで逮捕

<h2 id="h5499c9fb35">コンプライアンス無視の過激ドッキリ</h2>1991年、人気絶頂だったとんねるず。 木梨憲武さんが盲腸で休養しました。 これをチャンスと捉え、あるドッキリが展開されます。 盲腸で入院ということを隠し<h4 id="ha6ab182188">木梨さんが亡くなったドッキリ</h4>を敢行したのです。 『とんねるずのみなさんのおかげです。』は生放送が売りの番組。 木梨が死亡したという設定の元、生放送で追悼特番を真剣なトーンで放送。 石橋さんと野崎昌一アナウンサーが深刻な表情で話をしている最中に、ジャージ姿の木梨さんが登場。 ドッキリだと明かすのですが、当時の視聴者は木梨の死亡を本気で信じ込まされました。 放送終了後にはフジテレビに約800件の抗議の電話が殺到したそうです。 コンプライアンスの厳しい今では絶対にできない企画ですよね。 幅広い年代からとんねるずがレジェンドと崇められている理由がわかりますね。

とんねるず

度が過ぎるドッキリ

<h2 id="h6a9378adb3">客にも忖度一切なし</h2>歯に衣着せぬ物言いで、落語界のみならず政界でも存在感を発揮した立川談志さん。 彼は、自身の落語会で観客が居眠りしてしまった際、その客を追い出して裁判沙汰になったことがあります。 談志さんは居眠りしていた男性対し<h4 id="hea1760bfe9">「寝ちゃうと落語が聞けないよ」</h4>と優しく注意しました。 しかし、それでもそのお客さんが何度も眠るので、最後には怒って会場から追い出します。 その後、追い出された客は「自身が侮辱された」として裁判を起こしてしました。 談志さんは真っ向から迎え撃ち、裁判が始まりました。 そして、ついに判決の時がきます。 判決は談志さんの勝ち。 落語家の前で眠るのは営業妨害だとして客の男の訴えは棄却されました。 その後、判決を言い渡した裁判官は<h4 id="h39e2173f5f">「ちなみに、ここ(裁判所)も居眠りは禁止ですよ」</h4>とオチをつけて裁判を締めたそうです。 何日も前から「これを言って締めよう。」と考えていたんでしょうね。

立川談志

居眠り客との法廷バトル

<h2 id="hd2b440d108">無礼なファンにも笑いで返す芸人の鏡</h2>明石家さんまさんはマシンガントークで有名ですが街中でのファンへの神対応でも有名です。 ハワイに旅行に来ていた男子学生のグループとのエピソードです。 1人で歩いていたさんまさんが彼らに出会うと「君たち、話しよう！」と声をかけたそうです。 当時の漫才ブームの裏話をしてくれたりなど、サービス精神に溢れ、常に笑いが絶えなかったそうです。 他にも駅のホームや道端などで写真を取ってくれるよう頼まれた際にも快諾してくれるなど、 さんまさんはファンへのサービス精神が素晴らしいことが知られています。 極めつけはこのエピソード。 さんまさんが横断歩道で信号が変わるのを待っていると、突然後ろから見知らぬ人にケツを蹴られました。 普通の人なら喧嘩沙汰になりそうなものですが、さんまさんは咄嗟に<h4 id="h82aa9b3a76">「ナイスキック！」</h4>と言って、相手を驚かせました。しまいにはさんまさんを蹴った相手は謝罪をしたそうです。

明石家さんま

芸人随一の神対応

<h2 id="h9b13ee7951">かわいい後輩の結婚祝い</h2>千原ジュニアさんが、かわいがっている後輩芸人のタケトさん（お笑いトリオＢコースのツッコミ担当。現ピン活動）の結婚パーティに参加したときの話です。 タケト夫妻へのご祝儀として<h4 id="hd4c0045c43">「大金」「中ぐらい」「少額」</h4>と書かれた3つの袋を用意しました。 そのうちの1つをタケトさんの奥さんに選ばせました。 タケトさんの奥さんは見事に大金の入った袋を選び会場は大盛り上がり。 大金を選ばれて悔しそうにしていたジュニアさん。 しかし、後にタケトの奥さんが語るには「袋の厚さが全部同じだったから全部大金が入ってたと思う」とのこと。 ただご祝儀を渡すだけでもセンスと性格の良さがにじみ出ていますね。 千原ジュニアさんの名言でお別れしましょう。<h4 id="h897d708552">「1人の人間である前に１人の芸人でありたい」</h4>

千原ジュニア

粋なご祝儀の渡し方

<h2 id="hd4a5a5c09a">ユーモアと男らしさ</h2>惜しまれつつも『朝だ!生です旅サラダ』のレポーターを卒業したラッシャー板前。 今でこそ、引っ張りだこの人気芸人としての地位を確固たるものにしていますが、彼にも駆け出しの頃はありました。 そんな彼が、初めて一人暮らしをするときのエピソードをご紹介します。 板前は、師匠であるビートたけしに 「引っ越し祝いとして何が欲しい？」 と聞かれました。 板前は 「洗濯機が欲しいです。」 と伝えます。 すると引っ越しの当日に、たけしから荷物が届きます。 中を開けてみると洗濯桶と洗濯板が入っていました。 洗濯機を期待している気持ちを裏切る見事なプレゼント。 「これはやられた」と苦笑いする板前。 しばらくして、その洗濯板を裏返してみると、なんと現金100万円が入った封筒が貼り付けられていました。 板前はそのとき、こう思ったそうです。<h4 id="h998f625714">「一生この人について行こう。」</h4>

笑えるの逸話 一覧

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