イチローが84年ぶりの記録を破った日に語った「小さいことを積み重ねることが、とんでもないところへ行くただ一つの道」

2004年10月1日、シアトルでのレンジャーズ戦。マリナーズのイチロー選手は、メジャーリーグの歴史に新しい1ページを加えました。

84年ぶりに塗り替えられたシーズン最多安打

この日、イチローは第1打席でレフト前ヒットを放ち、ジョージ・シスラーが1920年に打ったシーズン257安打に並びます。続く第2打席でセンター前ヒットを放って258安打目。84年間破られなかったメジャー記録を更新した瞬間でした。イチローは最終的にシーズン262安打まで記録を伸ばしています。

会見で語った「ただ一つの道」

快挙のあとの記者会見で、イチローは記録について聞かれ、こう語ったと伝えられています。

「小さいことを積み重ねることが、とんでもないところへ行くただひとつの道だと思っています」

近道や才能ではなく、地味な反復こそが唯一の道だという言い切りです。なお、この言葉は報道によって「小さなことを」「ただ一つの道」など表記に少し揺れがあります。

少年時代から続いていた積み重ね

その言葉を裏づけるエピソードがあります。小学生のころのイチローは、チームの練習とは別に、父親と毎日バッティングセンターに通い、最速140km/hのボックスで打ち込むのが日課でした。オリックスの2軍時代にも、寮で夕食をとったあとに練習を再開し、夜中の1時、2時まで黙々とトレーニングを続けていたといいます。

記録のあとも変わらなかった日常

記録達成から数日後、イチローの自宅では祝賀パーティーが開かれました。ところが彼は、招かれた先輩たちに断りを入れて中座し、1時間半、自宅で筋トレをしてから戻ってきたという話が伝えられています(出典により詳細は異なる可能性があります)。

世界記録を作っても、イチローの一日は「小さな積み重ね」の続きでした

大きな結果は、1本のヒット、1回の練習という小さな単位の積み重ねの先にある。イチローの言葉と行動は、そのことをシンプルに教えてくれます。

参考

イチローの逸話一覧

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